ネズの木通りのがらくたさわぎ

倉庫

作 リリアン・ムーア 絵 アーノルド・ローベル 訳 山下明生 童話館出版

 楽しい絵がたくさん載っている、7つの話が収められている短編集です。

 私は、「ピーナッツバター・サンドイッチ」というお話が好きです。

 ジェイニーの今日のお弁当は、ピーナッツバター・サンドイッチと、リンゴが一つと、大きなクッキーです。クラスに新しく来たスージーという女の子と仲良くなったジェイニーは、スージーと一緒のお弁当を持っていくことにしたのです。ところが、ジェイニーの犬のチャッピーが、学校へ行くジェイニーの後をついてくるのです。

 ジェイニーは、チャッピーを家に帰らせます。ジェイニーはスージーとぴったり一緒のピーナッツバター・サンドイッチのお弁当を持って学校へ行きますが、そのたびにチャッピーがついてくるのです。チャッピーは、ジェイニーのピーナッツバター・サンドイッチが食べたかったのです。

 チャッピーは、ついにこっそりジェイニーの学校へついていって、ジェイニーのピーナッツバター・サンドイッチを食べてしまいます。その日から、ジェイニーとスージーはチーズとジャムのサンドイッチ、ニンジン、バナナを一本ずつ、というお弁当を一緒に持っていくことにしたのでした。

 このお話を読むと、ピーナッツバター・サンドイッチが食べたくなります。その他の大きなクッキーやリンゴもおいしそうです。

 他に、「さかなつりの話」「だれもほしがらない家」が好きです。

 

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