若草物語

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L・M・オールコット作 矢川澄子訳 T・テューダー絵 福音館書店

4人の姉妹の日常の物語です。

一番初めのクリスマスの場面が好きです。朝食はパンとミルクだけですが、とてもおいしそうです。その日の夜は、クリスマスのディナーが出るのですが、とても豪華です。お隣の男の子、ローリーのおじいさんが届けさせたのです。

日常の様々な事柄を楽しみながら過ごしていく姉妹の様子を読んでいると、私も毎日を大切に過ごそうと思います。毎日の家事や、庭仕事や、郵便受けから手紙を取ってくること、一つ一つが楽しいのです。お弁当のパイや、大切につくろったドレス、飾りの「真珠の古風なセット」など、一つ一つの小物も詩的です。この4人の暮らしを丁寧に見ていけることも、「若草物語」を読む楽しみの一つだと思います。

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