さく・マーティン・レーマン やく・ほしかわ なつよ 童話館出版
絵本の紹介です。この題名の通り、10匹の猫たちが登場します。ミルクを飲んでいるちょっと太っちょな猫、ミツバチを捕まえようとしている猫、ネズミと仲良しな猫もいます。どの猫の絵も絵画のようで、格調高い感じがあります。
私が好きな猫は、3番目の、海のそばに住んでいる猫です。青い海を背景に座っています。猫のそばには貝殻もあります。開放的な雰囲気の中で、ちょっとすましているこの猫がなんだか好きです。
この絵本に登場する猫たちは、みんな目が印象的です。毛並みもつやつやとしています。幸せそうで、ゆったりとしています。そんな十匹の猫たちを順々に見ていると、こちらも豊かな気持ちになってきます。
どの猫が好きか、考えながらこの絵本を読むのも楽しいかもしれません。

