yu-ripon

倉庫

吸血鬼の花よめ ブルガリアの昔話

八百板 洋子 編・訳 高森 登志夫 画 福音館書店 ブルガリアのソフィアに留学していた編者による、ブルガリアの昔話集です。私は、編者の八百板洋子さんが、ブルガリアへ留学していたことを書いた、「ソフィアの白いばら」(八百板洋子作 福音館書店)...
倉庫

天国を出ていく 本の小べや2

エリナー・ファージョン作 石井桃子訳 岩波書店 前回紹介した、「ムギと王さま」の続きの短編集です。この本にも、13編の美しい短編が入っています。 表題作の「天国を出ていく」は、作者がフランスのノルマンディー地方を訪ねた時の出来事から、思いつ...
倉庫

ムギと王さま 本の小べや 1

ファージョン作 石井桃子訳 岩波書店文庫 「現代のアンデルセン」とも呼ばれた、エリナー・ファージョンという作家の短編集です。14編のお話が入っていて、どれも、やさしい世界が、ていねいな語り口で描き出されています。 「小さな仕立屋さん」という...
倉庫

黄金の鍵

ジョージ・マクドナルド作 中村妙子訳 偕成社 あるところに、一人の男の子がいました。男の子は、虹の橋のたもとで黄金の鍵を見つけます。この鍵がぴったりはまる鍵穴を探して、男の子は旅に出ます。 またあるところに、一人の女の子がいました。女の子は...
倉庫

イタリアのむかし話 悪魔にもらったズボンほか

カルヴィーノ編 大久保昭男訳 偕成社 イタロ・カルヴィーノがまとめた「イタリア民話集」から、10編のお話がこの本に収められています。 挿絵が、この本に収められている昔話の雰囲気をよく表していると思います。あまり素朴というわけではなく、繊細で...
倉庫

プラテーロとぼく

ヒメネス作 長南 実訳 岩波書店 詩人の作者と、ろばのプラテーロが、スペイン・アンダルシアの町をめぐっていきます。その中で見たり聞いたりしたことが散文詩になって、この本に収められています。 一つ一つの詩の中に出てくる言葉が、とても美しいです...
倉庫

風にのってきたメアリー・ポピンズ

P・L・トラヴァース作 林容吉訳 岩波書店 桜町通りのバンクスさんの家には4人の子どもたちがいます。メアリー・ポピンズはその子供たちの世話をするためにやってきた乳母です。メアリー・ポピンズは魔法が使えるのです。はじめてメアリー・ポピンズがバ...
倉庫

若草物語

L・M・オールコット作 矢川澄子訳 T・テューダー絵 福音館書店 4人の姉妹の日常の物語です。 一番初めのクリスマスの場面が好きです。朝食はパンとミルクだけですが、とてもおいしそうです。その日の夜は、クリスマスのディナーが出るのですが、とて...
倉庫

クリストファー・ロビンのうた

A・A・ミルン作 E・H・シェパード絵 小田島雄志・小田島若子訳 株式会社河出書房新社「クマのプーさん」の作者が、自分の息子クリストファー・ロビンのために書いた詩の数々です。子どものための詩です。 「テディ・ベア」という詩では、クマのプーさ...
倉庫

ここがわたしのおうちです

アイリーン・スピネリ文 マット・フェラン絵 渋谷弘子訳  さ・え・ら書房ダイアナは宇宙と詩を書くことが好きな小学生です。濃いブルーのペンキで、ダイアナが、自分の部屋を塗る場面が好きです。星や惑星を飾るのにぴったりだからです。ダイアナは友達の...